戦いの野に花束を

介護?の話しや愚痴満載毒吐きの独り言 時々ハンクラ

珍しい

午前中の10時過ぎ、家電が鳴った。

 

私は丁度、掃除機のスイッチを切ったばかりで、電話には夫が出た。

 

ギジだった。

 

(出なくて良かった😅)

 

買い物に連れて行って欲しいとのことだった。

 

この間も買い物に行くのは辛いと言ってたからなと、言う夫。

 

先週の木曜日にスーパーに行ったきりギジは成城石井にも出かけていない。

日曜日に、私達が買い物に出たときに頼まれたモノは買ったけれど、牛乳と菓子パン2つだけだ。

 

勿論、私はいっしょには行かない。

 

ギジが自分から連れて行って欲しいと言うのは珍しい。

義ママンが居た頃はしばしばあったけれど、入院してからは無かった。

義ママンが居なくなって自由だとばかりに毎日のように買い物に出かけていたし、今年になってからも週に2回は出かけていた。

 

それが、出かけてもスーパーではなく成城石井どまりになって、

ここの所それもあまり行かない。

一番近いのが成城石井ではあるが、店舗は小さくコンビニ程度の広さなのだ。

 

私は同行しないが、必ずエコバッグ、特に保冷バッグを夫が持って行く。

勿論、ギジの買い物のためだ。

 

ギジは、カートで買い物に出かけるときも袋は持って行かないのだ。

義ママンが居た頃は保冷のバッグも、レジ袋を再利用して持って行っていた。

忘れるのか、義ママンの使っていた袋が無いのかは解らない。

 

車で連れて行って貰う上にバッグまで用意してもらう。

至れり尽くせりなのだ。

 

何を買ったのかは知らないが色々と買い込んだようだ。

 

週に一度、こうして買い物に連れ出せば良いのかもしれないが、毎週夫が行かれるとはかぎらない。

まぁ夫に用事があって無理だと言えば諦めて自分で行くのだと思うけれど。

 

夫がギジを連れて買い物に出かけていた時間。

 

ほんの一時間位だったけれど

 

娘と、なんだか気持ちがゆったりするよねーと話していた。

 

どんだけギジが心に重たくのしかかって居るんだろうと思うと哀しくなる。

 

親、特に舅姑と同居して食事の世話から洗濯からお風呂から何から何までやっておられる方は本当に大変だと思う。

 

子育ては段々と楽になるけれど、介護は終わりが見えないどころかどんどん大変になるのだ。

 

 

何を言われようが思われようがNOを貫いて、それを仕方なくでも認めて貰えている私は幸せなのだと思う。

 

尤も、ここにくるまでどれだけ夫とバトったことか。

 

でも自分の親なのだから、仕事を言い訳にしないで自分が関われ。

これしかないと思う。

関わらないとどれだけ大変なのか、どれだけ自分の親がおかしな行動をしているのか

(好き勝手をしているのか)解らない。理解できない。

 

夫が仕事をしていても、その夫の世話をしているのは妻。

 

 

妻が働いていようが専業主婦であろうが、自分の世話も親の世話もなんて甘えんなこの野郎なのだ。

 

 

夫も、自分が関わることでギジの危うさやおかしさに気がついた感じである。

対峙せねば、わからないのだ。

 

動いてくれない、役に立たない、と、思ってもやらせなきゃ。

全てが妻、嫁にのしかかるのだ。

 

 

私が車の免許を持っていない事も幸いなのだと思う。

運転ができたら、買い物も通院も私が動いて、それが当たり前になっていたと思う。

 

義妹だってこう言っただろう。

 

「病院まで送ってきてくれたら大丈夫です。」

 

私はアッシーだったと思う。