戦いの野に花束を

介護?の話しや愚痴満載毒吐きの独り言 時々ハンクラ

幼馴染

以前にも、もしかしたらブログに書いたかもしれないのだが。

 

父の転勤で大阪から東京に移ってきた時に2年と少し社宅で暮らしていたことがある。

 

その2年間で父が異動になって転勤することがなくなって、

父の勤めていた企業の関連会社の不動産が分譲したところに家を建てたのが今の実家である。

 

幼馴染のAちゃんは、その社宅で一緒だったご家族の娘さん。

 

母親同士が関西の出身だったので気が合ったのだろう。

Aちゃんは私よりも2つ下だが仲良くしていた。

 

もう一軒、同じ年のYちゃんの家族とも仲良くしていて、Yちゃんの所はお母さんが母と大阪で同僚だった。

 

父と母は社内結婚。Yちゃんのところもそうだった。

 

家を建てて引っ越しをした我が家。その後、Aちゃんのお父さんも家の後を追うように同じ分譲地に家を建てて引っ越してきた。

父が亡くなった時も真っ先に弔問に訪れてきてくれた。

 

 

今、Yちゃんのお母さんは大阪に住んでいて(お父さんは亡くなっている)

未亡人の先輩のYちゃんのお母さんと母はよく電話でやりとりをしている。

 

 

Aちゃんには弟がいたが障害があって早逝している。

 

彼女は独身でお父さんお母さんと暮らしているが、お父さんは認知症

お母さんは随分前に大腿骨骨折をして杖がないと歩けない。

 

私より2つ下で独身である。今はコロナ禍でもあるし、お父さんの介護もあって在宅勤務である。

 

そう、友達はいないのだと思う。

 

時折メールを寄越してくるが、それが唯の日記というか、業務報告のような内容で、

どう返事をしたらいいかわからないし、

何よりも句読点がほぼないし、主語もないことが多く。

改行も段落明けもなく、読み難いことこの上ない。

なにが言いたいのかわからないことも多い。

 

例えば、コロナのワクチンの事にしても、

何日に予約したとか打ったとか親の予約はどうのとか、それだけがただ書き連ねてあって、

のわーるちゃんは打ったの?も、何も無い。

 

いつもいつも、自分のことの報告だけで、こちらのことやどう思うかと尋ねられることはない。

 

おじさんの認知症は大分進んでいるようである。

デイサービスには行くけれど、お風呂には入ってこない。

おばさんは日常的に家の中でも杖をつかないといけない状態で、とてもおじさんの介助はできない。

Aちゃんがおじさんと毎晩お風呂に入って介助をして入るそうだ。

 

頭が下がる。本当に大変だと思う。

それに加えて、最近はおじさんは転倒することも増えてきているそうだ。

 

認知症の人はよく転倒するらしい、でも、平気なのだ。不死身だ。

 

義ママンのように外の階段で転倒して骨折する話は別なのだが。

 

 

おばさんは認知症ではないが、そんな夫に苛立っていつも怒っているらしい。

 

そんなAちゃんだから、家で息抜きもできなければ楽しみもないとは思う。

 

でも、日記のような業務連絡のようなメールが来ても、返事のしようがない。

 

しばらくメールも来ていなかったのだが、最近また復活してきた。

 

おじさんやおばさんが寝てからなのか、メールは深夜だし。

前は私もお返事しないとと、なんとか返事を送ってはいたが、最近は無理に文章を捻り出して送るのも疲れたので

既読スルーを決め込んでいる。

 

そしてそのメール。

私にだけかと思いきや、母にも送っていたことが判明した。

 

先日、おじさんが転倒して、打ちどころが悪かったのか頭から出血をしていて、

日頃飲んでいる血液サラサラのお薬のせいで止血ができなかったので救急車を呼んで、一晩おじさんは大事をとって入院となったと深夜にメールが来た。

 

夜遅かったので、翌日母にそのことを知らせたところ、

「あら、Aちゃん、いつも私にメールしてくるのに、あんたに連絡したの?」と、言われて、

お母さんにもメールしてたんか!w

いっつもメール来るんよ。昨日は夜もえらい遅かったから流石にお母さんは寝てると思ったん違う?

と、答えた。

 

母はその日にAちゃん宅に電話をして、彼女にはメールをしたそうだ。

 

その後、

救急車の呼び方までAちゃんが私と母にメールをして来た。母と、いやウチら救急車は呼んだことあるしねぇ。

なんなんやろねぇ。と、2人で困惑である。

 

実家に私がいつ帰るかを知らせれば、会いたいのだろうとは思うけれど、知らせてはいない。

 

会えばAちゃんもおばさんも話はおじさんの愚痴ばかりになることは想像がつく、おじさんがデイの日に来てくれと言われて母がいけばずっとその話だそうだし、

他に話す人もいないだろうから仕方がないこととは思うけれど。

 

 

話を聞いているだけでも、在宅介護も限界ではないかと思うけれど、それは他人の私がいうことではないし、

決めるのは家族だ。

何か相談されたら言うけれど。

 

実家の隣のお宅も奥さんが認知症で色々大変らしい。

 

また、そんな話も実家に帰れば母の話が止まらないんだろうな。

 

 

いくら毎週来ていても弟に話しても仕方ないものね。