戦いの野に花束を

介護?の話しや愚痴満載毒吐きの独り言 時々ハンクラ

昨日の話

昨日は、娘の通院日。

 

主治医に実は…と、ギジの帰宅願望の話をした。

「えーーー!!それは駄目。絶対に戻しちゃ駄目ですよ。」と言われた。

施設の人がうまくやってくれないかなと言われたけれど、所謂老人ホームならそういうことも可能だろうし、施設の人に帰りたいと訴えるだろう。

でも、ギジの場合、外面は死んでも良い人を演じたい人だから、そんなことはおくびにも出さないで、夫や(もしかしたら義妹)につまらないだのなんだの帰りたいと訴えるのだ。

 

娘も、じーちゃんがあんなにここは良いところだと喜んでいたのに、帰りたいと言い始めたのはおかしいと言う。

ちょっと調べてみたところ、

帰宅願望は認知症の症状でもあるらしい。

 

なにしろ、軽度認知障害と診断をされているギジである。

 

認知症になっていてもおかしくはない。

 

 

 

 

夫が帰宅してギジの話になった。

 

夫はサ高住に帰りたいと言っているんですがと電話をして相談したという。

 

施設長は、えええーーーっと驚いていたそうだ。

 

やはりギジはそんなことは言わないで普通に生活をしているらしい。

 

ちょっと施設内のレクに誘ってみてくださいとお願いもしたそうだ。

 

 

義妹が夫にギジのことについてどんなことを言ってきたのかは夫は私に話さないが、

 

ギジが半パンがないからと駅前の大きいスーパーに行って買ってきたと義妹に話したそうだ。

 

でも、半パンはちゃんと荷物に入れておいたし、義妹が確認したところ、持ち込んである半パンはあったという。

 

駅前のスーパーまで行くには私たちの足で5分だけれど、大きな歩道橋を渡らなければいけない。

 

義妹は夫にあの歩道橋を渡ったのかなと聞いてきたそうだ。

夫はギジに少し遠回りをしたら横断歩道があるからと教えてあるからそっちに行ったんじゃないかと答えたそうだ。

でも、それは結構遠回りだ。

 

今までならば、持ってこいと電話をしてきたのに自分で買いに行った?

そこに行けば衣料品はがあることをギジは知らないはずだから施設の人に聞いたのかもしれないしれないが。

 

 

普段は徒歩3分の小さいスーパーにしかギジは行っていない。

 

 

謎である。

 

 

夫に

『こんなことを言ったら悪いんだけれど、もしかしたら認知症に進んじゃってて、帰りたいって言ってるんじゃないかな。』

と話した。

 

夫も、そうかもしれないな。前に親父が「なんでこんなところにいなきゃいけないんだ、ここに居る意味がないんだから引き払う。」と言った時に、息子が戻ってくるからリフォームするんからだよ。って言ったら「あ。そうか、そうだったな。」って言ってて、忘れてたしさ、

認知症になっててもおかしくないよな。と、言う。

 

夫は重ねて息子が結婚するからって親父に会いに行くって言ってたけれど、一緒に住むのはやめにしたって言わないように釘刺しておかないとな、とも言っていた。

 

一応、こっちにギジを戻す気はないと言う事か。

 

「俺だって、歳取ったら親父みたいなところに住みたいよ」

 

『私も。私、息子やお嫁さんに世話してもらいたいとも、もらおうとも思っていないよ。そんなの駄目よ。だからあかんようになったら自分らで始末しないといけないと思ってる。

そのためにも娘がちゃんとやっていかれるようにしないといけないんよ。』

 

夫は頷いていた。

 

 

だからこそ、ギジを戻したらいけないのだ。

 

「家で死にたい、って言うけどさ、病気になったら病院だよ。」

 

と、言う夫。

 

ギジ、義ママンの時も最後は家に戻してやりたいなんて言っていたくせに、一度もお見舞いに行かなかったし、

危篤と言われた時も初めは行くと言っていたのに、やっぱり行かないと言ったし。

亡くなってから、ご遺体を自宅も戻しますかそれともセレモーニーホールにしますかと聞かれた時も、

自宅に戻さなくていいと言ったのはギジ。

 

何が最後は・・だと私は思ってしまう。(もしかしたら夫もそうなのか)

 

 

ギジの帰宅願望。

 

認知症が始まったのかもしれないし、もしかしたらかまってちゃんか。

 

つまらないと言うのも、施設内のレクに誘ってもらえないからかも?

 

参加するつもりはないけれど、声かけはして欲しい。

そういう事で気にかけてもらっている。自分は特別という気持ちになるのかもしれない。

 

何度も声掛けをしても参加しなきゃ、声をかけないほうがいいのかなと思うわよね。

声かけて仕方ないとも思うよね。

 

でも、

声をかけてくれないから蔑ろにされている、馬鹿馬鹿しい、こんなところに居ても仕方ない、帰る。

 

という思考回路になってもギジならおかしくはない。

 

いつも、自分は格が違うから特別扱いされるべきだと思っているから。

 

そう、厄介な人。

 

 

尤も、参加したいのに声をかけてくれないから参加できない。

 

なら、良いのだけれど。

 

 

木曜日の一応最後のギジの治療は義妹が足が限界だというので夫が行くそうだ。

 

義妹は、いつも私が行きますというのに、限界だからお兄ちゃん…。なんだなぁと悪いけれど思ってしまう。

 

私に一緒に来いとか私に行けって言わないでね。(その後に出社しないととか言っていたけれどさ)