朝の
8時半ごろ、また今日もギジから着電。
いつ移るんだとか、こっちの人には話さなくて良いのかとか・・・。
(移ることを無かったことにしてくれ、などと言っていたのはどこのどいつだってんだ。)
夫が、まだ決まっていないとか、こっちの人たちは知ってると色々言い聞かせていた。
で。ボストンバッグを持ってきてくれだって。
あーー。近々行くからさ、と夫は答えていたけれど。
ボストンバックに色々詰めて自分で持って行くんですかぃ。
旅行じゃあないんだし。
そういえば、5月の衣替えの時期にも、ボストンバッグに夏物を詰めておいてくれなどと言っていた。
夫は、ボストンバッグをあちらに置いておくかなどと言うけれど、
空でも重たくて場所を取るバッグなんか置いていたら邪魔で仕方ないだろう。
なにしろ古くて重たい。
サ高住にまた夫が連絡をとったところ、一応来月ではあるが詳しいことは移る方のサ高住の施設長から電話をもらえることになった。
しばらくして電話があって、
キャンペーンの内容が、引越し代金が無料になるか、家賃が安くなるかの二択で、こちらは家賃を選んだのだった。
というわけで、ギジの引越し代金は実費だし、業者を探さないといけない。
それでも、このまま同じサ高住に居続けたら、12月から家賃が5万高くなってしまう。
移るのは来月半ばすぎで決定である。
夫が、今日はどうする?どこか行くかなどと言うので、
『隣からリフォームが始まるんだから、隣のものを捨て始めようよ。義妹ちゃんが欲しいとか、食器がどうのとか待っていたっていつになるか別れへんやん。悪いけど、お義母さんの下着とか捨ててしまわないと。ちゃんと貴方も確認して捨てないとね。』(勝手に私がして、あとでなんだかんだと思われるのも剣呑やわ)
まず、義ママンの下着。かなり綺麗なのである。物凄いたくさんあるのだけれど、綺麗。タイツもあるし。新品のように綺麗。
でも、人様の下着を着たくはないし。ゴミ袋にイン。(義妹はサイズが合わないだろうし)
パジャマも何着もあった。
そして何故か、大量のスナップボタン。1シートをご丁寧に一列ずつ切り離してあって、大きさは中くらいのと小さいの。
すごい量。
小さいのはドールの洋服に使えそうだし。スナップボタンってそりゃあ100均で変える世の中ではあるのだけれど。
あれば助かるのだ。
夫は、貰うのか!?と、言っていたけれど、ありがたく頂戴することにした。義妹はそういうものはいらない人だ。
ハンガーラックに義ママンのコート類が大量にかかっていたのは来月に古着の回収があるのでその時に出すことにした。
和ダンスと桐の箪笥があって、着物が入っている。
義妹は、ギジの引っ越しの時は自分は術後の行動制限があるから・・と、言っていたが、申し訳ないが義妹はあてにしていない。
そんな状態で着物や何やらを見にも来られなかろうから、着物はざっと目を通して、義妹のところに持っていって、要らないと言ったら持ち帰って、着物のリサイクルショップにでも持っていこうと夫と話して、
箪笥を開けて色々と出してみた。
『なんも全部捨てたり売ったりせんかてね。少しはお義母さんの形見で持ってて良いからね。私の和ダンスに入るしね。私も、おばあちゃんが縫ってくれた着物は捨てないし。』と夫に言ったらなんだか少し安心していた。
桐の箪笥の一番上は引き違い戸の物入れになっていて、帛紗やお数珠が入っていたが、
夫が長財布を見つけた。
財布があったと私に渡すので、中身を確認したらお金が3万と少し入っていた。
『お金入ってるやん。お義母さんのかな。』
マツキヨやイオンのポイントカードも入っている。
あれ・・・。
『・・・お義父さんの住基カードあるよ』
「え?」
『銀行のキャッシュカードもあるし。2枚あるし。』
夫、それらをジーーーッと見ていたが。
「親父が無くした財布だ!!」
えーーーーーーーーーーーーーーーーーーー⁉️
あれは三年前 ♪・・じゃなくて1年前の8月のこと。
私が実家の父の一周忌で高知に帰っていて、戻ってきた翌日だかなんだかに、
ギジが財布がないと騒いで、夫が家中探しても見つからず、
ギジはヘルパーが盗ったんだとい出して。
大騒ぎになったのだ。
義ママンの箪笥は両方ともかなり古くて、布をカーテンの様にかけてある。
それを上に捲り上げて、引き違い戸を開けないとそこにものはいれられないのだ。
ギジは何を思ったのか態々そこにお財布をしまい込んで、
そのことをすっかり忘れて、無いと騒いだのだ。
挙げ句の果てに、ヘルパーが盗ったんだ。とまで。
ギジのキャッシュカードは再発行してあるし、マイナンバーカードを取ったから住基カードはもう必要ない。
義ママンの鏡台の横にあるアクセサリーボックスにも色々なアクセサリーがあった。
それこそ、義妹が欲しいかもしれない。
夫が義妹に電話をして、アクセサリーと着物をそっちに持って行くから見てくれと連絡をしていた。
そして、お財布の話をした。
義妹もびっくりしていたそうだ。
多分、あの時からもう認知症は出ていたのだろう。
(もしかしたら、脳の血管がどこかブチっと切れて覚えていないのかもしれないが、
ギジの場合は、アルツハイマーではなく血管性ではないかと思う)
ただの物忘れとはいえない行動だ。
エアコンのフィルター事件もそうだったし。
自分は何もしていないのに、フルター掃除をしたら無くなったと騒いだのだ。
あのままギジがこっちに居たら今頃とても大変なことになっていた気がする。
夫がギジをサ高住にと考えが固まったきっかけは、このお財布事件なわけだけれど、
この時に夫が決断してくれていて良かったと思う。
もうこれは心からそう思う。
45ℓのゴミ袋4つ分のゴミを生産して疲れたので、今日はこれくらい。
ギジの引っ越しのことも業者を探さないと。と、夫が見積りサイトで登録をしてみたら、
4件くらいの業者から電話がかかってきたw
すげーな。
毎週ギジから電話があるのかもしれない。
平日は夫はいない。と、理解できているだけマシなのだけれどね。