朝の7時過ぎにギジから電話がかかってきた。
“サ高住を移ることはここの人は知っているのか。
彼方はわかっているのか。”
とかなんとかかんとか、もう何度も繰り返している内容。
毎週毎週。
夫は答えていたけれど、引っ越しの日にちは言わない。
言っといたらまた面倒なのだろうか。
土曜日だしもう少し寝ていたかったのに、すっかり目が覚めてしまった。
夫が今日はどうする?何かあるかと言うから、何もないと言ったら、
娘のところを片付けるかと言う。
でもね、それより隣でしょうが、隣から始まるんだから。
出すものを出しておいて、義妹たちにみて貰わないと、いちいち出すこともしないかもしれない。
まずは下駄箱。
綺麗に整理整頓はされている。キッチリと靴箱とその上に靴がある。
ギッシリ。
全部出した。
靴箱の中にも靴が入っていた。
ギジの靴は数足。
あとは全部、義ママンの靴。キッチリと並べられているのは義ママンの靴。
皮が劣化したものが多かったし、人が履いた靴だし。リサイクルショップに持っていったってどうなんだろう。
でも、もう思い切り捨てることにした。
あとは草履と下駄。
いやもう、靴が出るわ出るわ。
箱は潰して靴だけゴミ袋に入れた。潰した箱は資源ゴミ。
30足〜40足くらいあった。
イメルダ夫人かよーーーーーー!!
ギジの靴はとりあえず3足残すことした。多分、必要ないだろうけれど。
45ℓのゴミ袋3つ。
2階の和室。和ダンスがある部屋だが、一間ずつの押し入れが2つ並んでいて、戸は観音開きになっている。
ギジと義ママンそれぞれが使っていたようで、片方は義妹が色々と整理をしたのかほぼ空っぽ。
でも、ブランド物のバッグや謎のレースの何かと、洋服についていたボタンがギッチリと入っている缶があった。
義ママン、洋服に付いていた共布とボタンの他に、洋服を捨てるときにはボタンを外していたんだろう。
何しろ沢山。
うん。私と同じだねー。と、ちょっとホッとしちゃった。
押入れのような感じなので、天袋がある。
その天袋の中のものを夫は出しては「これは書類だ」とかなんとか言って戻してしまう。
いやいやいや、そこも壊すんだから戻しちゃダメだってば、
全部だそうね。
天袋の中からも出るわ出るわ。
義ママンの印鑑も出てきた。
ギジが、無い見つからないと言っていたボストンバッグもね。
写真を撮って義妹に確認したらそれだって。
義妹は、天袋は見たと言っていたけれど、ペタンコにしてあったから見えなかったのかもしれない。
それとも後から出てきたのにギジが何も言わずに隠したのかw
夫もボストンバッグを探したときは椅子に乗ってはいなかっただろう。
紛失したと言っていた、精神科(認知症の検査をした時のね、ここで制度認知障害と診断されている)の診察券もあった。
ギジが失くした見つからないと言っていたものが出てくる出てくる。(まだ生きているけれど。)
あるあるだわよね。
箪笥の上の引き出しも、先週夫が中のものを取り出してを見ては戻していたから、全部だすよと一段ずつ出して見聞。
古い名刺とかが出てきて、夫はそれを一枚ずつ見ているから埒があかない。
ともかく、捨てましょうね。
何故か仕舞いこまれていた、夫が小学生の時に使っていたガッツリ名前が書いてある30cmの物差し。
これは持ち帰った。
私のも実家にあるけれど、母が使っているw
夫や義妹には義父母のものは思い入れがあっても、
私にとっては他人。
躊躇なく捨てられる。
この勢いで自分のとこもやりたいなーーーー。