戦いの野に花束を

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同意しかない

Yahooの記事。

 

認知症専門医と同居介護9年の娘が語る「介護は患者さん第一ではなく介護者第一でいい」

https://news.yahoo.co.jp/articles/f52fc2ad2039759dd12c7a7c507016c5baec1bcb

 

まずこの介護は患者さん第一ではなく、介護者第一でいい。

ということ。

 

その為のケアマネの重要性を医師は説いている。

 

義ママンとギジのケアマネ。

この介護者第一というのが抜け落ちていた。

確かに当時、義ママンの介護はギジがやると言っていて、ギジが介護者ではあった。

が、ギジの対応を見ていれば、ギジが義ママンをデイサービスに行かせたがらずに妨害をしていたことは明白だった。

ヘルパーさんもそれを言っていたし、ケアマネもそれを認めていた。

 

そうなると、義妹や私が見なければいけない。

が、私はその時、実家の母、その後は父の介護で頻繁に実家に帰っていた。

 

義妹がキーパーソンであっても、様子を見にきても半日もいない。

数時間いて帰ってしまう。それじゃ、本当のことはなかなかわからない。

 

ギジが妨害してデイに行かせたがらない上に、義ママンも行きたがらない。

とはいえ、義ママンは行けば上機嫌で帰宅する。私は家にいるときは義ママンを迎えて隣の玄関に送り届けていた。

義ママンが家の中に入ってからのギジの機嫌は悪かったようで、夕飯が終わってギジが入浴の時間になると義妹に電話する義ママンは不穏だった。

 

何としてでも義ママンをデイに行かせることが第一になっていた。

 

それは義ママンの認知症が進まないようにしてほしいという義妹の願いではあったわけだけれど。

 

介護者にとっては、行きたがらない義ママン、行かせたがらないギジと対峙するだけでストレス。

 

 

挙げ句の果てに、義ママンと同じデイにギジまで行かせるということにもなってしまった。

一緒なら妨害もしないで楽しくデイに行くでしょうという考えのようだったけれど、それを聞いた私はバカかと思った。

 

そのころの義ママンは不穏になることが多くなって毎日不穏全開の電話を受ける義妹が疲弊していた。

ギジは義ママンが不穏になると風邪薬を飲ませていた。義ママンが薬薬というから飲ませたら大人しくなるからと・・・。

そう、介護なんて状態ではなかった。

 

義ママンのことを思えば、ギジと離してあげることが肝要で、そのために、適切な介護を受けられるために施設に入れた方がいいと思っていたのだ。それを夫は私が実家のことがあって、義ママンの介護をしたくないから追いやろうとしていると思っていたようだ。

 

 

私が実家に看病に行っていて不在の間にケアマネと義妹と夫でそんなことが決められた。

 

誰のためのケアマネなのか。

 

結局、それも、ギジがデイを気に入って、義ママンは以前よりも拒否が強くなり、

あるとき、ギジは義ママンを置いて自分だけデイに行くという事件まで起こったわけだ。

もちろんフォローはその日は在宅していた私。

 

その度に右往左往するのは我々。

 

このケアマネについては数限りなく不満があったが、何しろ義妹が彼女に心酔していて、

ケアマネのいうことは神の声だった。

 

そして、義ママンはギジと喧嘩をしたことがきっかけで転んで大腿骨骨折をして入院となり坂道を転げ落ちるように・・・。

 

 

ケアマネの話からまたギジの悪口になったわ。

 

 

このケアマネにはできないと言われたことをサ高住のケアマネはサクッとやっていた。

 

 

本人が行きたがらない、利用したがらないからとデイやショート、介護サービスを受けないことで介護者が疲弊してしまわないようにケアするのがケアマネだと私は思う。

今は、施設だからまた別なのだけれど。

 

 

《ちなみに高齢社会では遅かれ早かれ認知症になる方が多いと思いますが、進行が早いか遅いかは、生活習慣と関係があるのでしょうか。母の場合、父と不仲で長年ストレスが蓄積していました。それもよくなかったのではないかという気がしています。》

 

《それは大事な視点ですね。患者さんを見ていると、過剰なストレスは脳に悪影響を与えていると感じます。私の経験上、認知症の進行が早い女性の夫は、独善的で威張っている人がものすごく多い。たとえばご本人の前で、「僕は規則正しい生活を心がけているのに、うちの妻はいい加減で何もやらないから認知症になったんだ」などと言い放ったり。そんなことを言われたら、誰でも思考が止まってしまいますよ。》

 

これを読んで、義ママンとギジだと思った。

 

認知症の進行が早い女性の夫は、独善的で威張っている人がものすごく多い。

 

まさにギジ。

 

流石に、妻はいい加減で何もやらないとかは言わなかった。(義ママンはものすごくキッチリした人だった)

ギジは、人前では認知症の妻を甲斐甲斐しく面倒を見る優しい旦那さんを演じていた。

 

家の中では、わたしたちの方を向いて、義ママンのことを指差してクルクルパーのジェスチャーをしたり、

にやにや笑っていたり、不穏になった義ママンを私らに任せて自分は知らん顔をしてテレビを見ていた。

 

尤も、義ママンは何もやらないのではなく、ギジにやらせてもらえなかったのだ。

 

 

あ。結局。ギジの悪口だ。

 

 

昨日のギジからの電話のことを夫に話して、

『だから、初めからちゃんと言えなんだわー。』と言ったら笑って、

「それで、契約書がこっちにくるってこと?」

『多分ね。』

 

多分ね。としか言えないわよ。