戦いの野に花束を

介護?の話しや愚痴満載毒吐きの独り言 時々ハンクラ

湯灌式と納棺式

午後4時半から湯灌式。

 

午前中に私の弟からお悔やみのお花が届いた。

 

義父、驚いていた。

弟には私からお礼の連絡をしておきますと言ったけれど、義父きちんと電話をしたそうだ。

 

昨日は今日の湯灌式をお通夜と勘違いしていた義父。

自分で、2日間は辛いから1日葬と言ったくせに…。

 

 

出席は義父、我が家の家族と義妹家族(出産を控えた姪っ子1号夫妻は除く)

 

義母と対面。

いきなり

「おかあさん!皆きたぞ!!」

などと芝居かがったみたいに大声を出す義父にちょっと引いた。

 

こういうことはするのよね。

奥さん思いのご主人アピール。

 

それなら

霊安室で何故もっと‥と、思っちゃう。

でも、その様子を知っているのは夫と私だけ。

 

あの大声で、

やっぱりお父さんはお母さんを‥と思うよね。

でも、そんな大声を出すことはない。小さい声で「皆来てるぞ」と頬でも触ってあげればいいのに。

 

そう思うのは

何時もの義父を見ているからか。

 

 

 

 

湯灌、納棺と終わったが、

義父は積極的に参加しない。

立ち上がることが苦なのかと思ったがそうではなく(部屋を移動するときはフラついても真っ先に部屋を出る)

やりたくない感じ。

 

控え室で、明日の時間を何度も聞くし、

 

時間がかかるな。

こういう事は遅れるもんだからな!

などと言うので時計を見たら、まだ予定時刻より40分も前。

 

待てないんだよなと、夫。

 

葬儀場の下見。

 

スライドショーで(こんなん家族葬やし、そうでなくてもせんでもええのにね)

流れるのは去年、義父母と夫と義妹の4人で行った箱根旅行の写真。

 

それなのに、

あれは20年以上前に箱根に行った写真だ!などと言っていた。

 

あんた、いくつやねん。

 

散会となって、

うちの息子は電車で帰るからと別れ、義妹たちもタクシーを拾うと別れた。

 

私達は車。

 

時間も時間なのでご飯を食べようと和風のファミレスへ。

 

義父、グラスビールと焼酎を頼んでた。

 

また飲むんだ。

 

ビールの大瓶を頼もうとしていたらしく。

(私が飲むからって)

夫が、のわーるは飲まないよと。

 

ご飯は、海鮮丼の御膳。サラダ、茶碗蒸し、お味噌汁、海鮮丼。

全部平らげた。

すごい食欲。

 

夫が、普段ろくに食べてないんじゃないかと言っていた。(いつも言うな)

 

 

毎日お酒飲んでるのかと夫が聞いたら、

そうだと答える義父。

 

休肝日を作らなきゃだめだぞと夫が言って、そうだなとは言っていたけれど、

聞くわけないわ。

 

そして、お店でも、帰りの車の中でも、何度も何度も明日の時間を聞いていた。

 

「お母さんは病気で死んだわけじゃないからな。天寿を全うしたからな。」と、何度も言っていたのは

 

自分を納得させるため?

 

死因の「老衰」が心の拠り所なんだろうが、

 

アルツハイマー認知症だった義母が骨折してしまったのは

義父のことが引き金で、

結局、入院した事で認知症が酷くなってしまって

施設にも入れず、誤嚥性肺炎を繰り返して食べられなくなって、

老衰。

 

死因は老衰でも

…ねぇ。

 

あの骨折がなければ、こんなに早く無くなることはなかったと夫も義妹も私も思っている。

 

そこは後ろめたさがあるのかなぁ。

 

でもねぇ。

 

義父の言動が。

 

何か大事な感情が1本抜けているような。

 

車の中でもまた、お祖父さんが檀家総代だったからな!!って、

義父のお祖父さんだし、それ、本家だし、義父のお父さんの代から分家だし、

義父は総代でもなんでもないんだけど??

 

アホくさいから、娘と大声で関係ない話を始めたら義父、黙っちゃったw

 

 

 

でもな。

 

夫もな。

 

祭壇の確認のときに担当者が、

 

明日、斎場から戻ってきた時の会食と同じ御膳を仏様にもお出ししますか?と聞かれて、

義父が「は?」と言ってから「はい、はい、お願いします。」と言った件。

あれは、何だったんだ?意味がわからなかったって…。

 

は?!

 

やだもう。

 

義父も解らないで返事してた気はしたけど。

 

私が隣に居たら止めてたなぁ。

というか、夫に説明したな。

ま、良いけどさ。

お供えだと思えば。

 

てか、

意味が解らなかったはないわー。