戦いの野に花束を

介護?の話しや愚痴満載毒吐きの独り言 時々ハンクラ

葬儀会社で今日も打ち合わせ

起きてきた夫が、菩提寺‥というか、本籍地のあるお寺さんから電話連絡があったと。

 

我が家は、お墓は郊外にある公園墓地。

ただ、本家のあるお寺さんが葬儀やお盆には来てくれる。要するに、お寺の墓地にお墓はないのね。

 

お寺さんからお布施についてのお話があったと。

相場はこれくらいですが、家はこの位の金額を頂くことになっています。

僧侶は二人で伺いますので(ご住職ともう一方)金額は○○万円と○万円でお願いします。と、具体的な金額を言われた。

家は檀家さんがたくさんありますのでそれで大丈夫でございますので。

と、言われたと。

 

要するに。

昨日、義父が言っていた、祖父母(義父にとっては両親)の時に包んだお金は多すぎる。

 

家は貧乏な寺ではありませんからおかしな気遣いは無用です。家のお寺にお墓が無いのに、お骨を預かっているわけではないのに、施しのように多額なお金は要りませんよ。

 

って、断られてるのよね。

 

お寺に連絡をしたのは義父ではなく長男だから、ハッキリ言って下さったんでしょう。

 

義父だったら、あの人には何を言っても無駄って思われてたかも?

 

戒名のお金も其処に含まれています。きちんとさせて頂きます。と、言われたと。

 

戒名にはランクがあって、やはりそれくらい包まないと釣り合いが取れないのかと思ったけれど、

そんなこともないようで、

はっきりと言っていただいて良かったねと夫と話した。

 

そうなると、

やっぱりお車代10万は失礼。

お金がないだろうから出してあげるって思われるよね。

 

‥…なんかさ、

義父が見え張ってだか自己満足で沢山のお金を包んでいた事が恥ずかしいことだったのかも。

 

 

葬儀会社で、お布施やお車代、御膳代と袋を用意して頂いているので、話をせねば。

 

そして

 

義母の遺影にする写真を決めて葬儀会社に持っていかなければいけない。

 

昨日、写真は去年の箱根旅行の写真にしようと選んだが、

ふと、

昔、義父母は二人で何度か旅行に出かけていたけれどと思い出した。

あの写真あるのかな。

 

夫は、親父が写真を撮るとは思えないとw

 

 

などと話していたら電話が鳴った。

 

お義父さんじゃないの?

と、言ったら夫が出た。当たり。

 

「葬儀の事で聞きたいから来てくれ。」

今日、買い物行くしさ、葬儀会社にも行くから…と、言っている途中でガチャンと切っちゃったと。

 

何なんだよまったく。と、夫。

 

 

葬儀会社の担当者にアポをとったら、お昼ごろか夕方5時過ぎなら空いているというので、お昼に行くことにした。

 

夫は義父宅に行って話をして写真を借りてきた。

20年近く前の写真だけれど、義母らしくて良いよねと、夫と選んだが、義父は選ばないの??

いいの?

 

で。

義父が葬儀について聞きたいと言ったこと。

昨日の葬儀会社と打ち合わせたこと全部別名し直しだったと(-_-;)

 

1日葬に自分が決めたことも忘れていて、明日はお通夜かと。

何しろ、ご飯は?ご飯はどうする?って。

食事も決めたの親父だろ?と、言ったって。

 

やっぱり、

 

食べたくて仕方がない?

 

妻の遺影を選ぶより食事の心配なの?

 

 

葬儀会社の担当者さんと打ち合わせて、

お布施のことも話した。

義父が前に包んでいた金額を話したら引いてるのがわかった。

 

「お父様は如何ですか?気丈にされていましたが。」と。

 

夫が、ああ見えてももう物忘れが酷くて昨日打ち合わせたことも忘れていて全部一から説明しましたよと笑って言った。

 

「そうなんですか?そうは見えなかったんですが。しっかりされていると。」

『他所様にはそうなんです。そう振る舞うんですけど、何しろ歳相応というか、朝のことも忘れるので、また明日も説明かもしれませんね~。』

「わたくしからも、説明いたしましょうか?」

『あ、それは大丈夫です。ありがとうございます。』

 

そ。

義父は、気丈に振る舞ってるとか、

優しいご主人だとか。そう見えるの。

皆、騙される。

ケアマネ、未だに騙させるし、そのケアマネの言うことを神の声と聞く義妹…。

 

なんかさ、義父って、他人様にはいい笑顔でね。写真もそう。

家族に見せる顔は違うの。

 

義母が亡くなったその日に、葬儀会社との打ち合わせのあとに

ビール飲むか!って言う?

遺影にも一緒に選ばないし。

遺体に着せる洋服選びも関心がなかった。

 

夫がとうとう「自分のことしか考えてないんだよ。」と言った。

 

明日の湯灌のことも。

何をするのか解ってるのかな。

 

と、夫に言った。

 

解ってたら行かないんじゃないかなと私は思った。

それならそれでまた、非人的だってことだし。

 

夫「詳しく話さないで連れて行くよ。少しはさせないとさ。」と。

 

夫も、何をするか判ったら行かないと思ってるのかも。

ただ、私と違って

そんなことはさせない、湯灌式に参加させる。

なんだな。

 

そうね。

 

そうじゃなきゃお義母さん、かわいそうだよね。

 

義母の棺に入れてあげる、お気に入りのベスト。

入院中に絶対にお洗濯を拒んで持っていたがったベスト。

洗ってあげようとポケットを見たら、千羽鶴が幾つか出てきた。

入院中に折ったんだ。

義妹に聞いたら欲しいというので明日渡すことにした。

ある意味、形見だよね。

 

少し解れているので、繕いますよ。

破れたの天国に持っていくの嫌だよね。