ある方のブログの一文
【いつまでも、自分は歳を取らない
子供たちも自分の親は歳を取らない
介護なんて関係ないと思っている方も多いと思います】
うん。そういう人も多いと思う。
親も自分が元気だと思っていたらそうだろう。
子供は親が元気で暮らしていたら、そうだろう。
そう、私も実家の両親に対してはそうだった。
2人でゴルフに行って、普段はお互い好きなことをして元気に暮らしていると思っていた。
父だって母だって、たった２年の間にこんな事になるなんて思いもしなかった。
ただ、ギジの物言いや振る舞いを見ていると
子供も歳をとっているのだという概念はおそらくないのではないか。
子供はいつまでも子供。
子供は若い。
そりゃあ、ギジよりは若いんだけれど、こっちもいろいろ身体にガタがきているのだ。
何時迄もずっと30代じゃないのだよ。
自分はもう歳だからというけれど、
息子が還暦過ぎていて、娘も来年は還暦だという事実には思い至っていない。
私が実家の親に対して安心していたように、
義妹もギジがまだ大丈夫だと思いたいのかもしれない。
ただ、ギジの場合は問題なく暮らしているわけではなく、介護サービスを使い、
我が家が見えない介護をしているから成り立っているだけ。
義妹だって、ギジには不満があるし、困ったと思っている。
ただ、それと対峙する事は逃げている。
私はそれこそ用事がなければギジと話さないようにしているが、
週に1度は様子伺いをしている夫は、ギジの物忘れのスピードがドンドン加速していっていると言う。
ギジに、私たちが大変なのだと理解してくれという事が無理なのかもしれない。
おそらく、サポートしてもらっているとは思っていない。
独居が本当に無理になる前に…と、いう事も理解はできないだろう。
毎日、ギジが階段から落ちたらどうしよう。倒れていたらどうしよう。
物音がするたびに耳を澄ませてしまう。
夜中に階段から落ちていて、朝ゴミ捨ての為に玄関を開けたら倒れていたなんて事になったらどうしよう。
実は毎回そんな事を思いつつ玄関を開けている。
第一発見者なんて嫌だ。
ギジが出かければ、ちゃんと帰宅するか気になって外を意識している。
事故にあったり、帰ってこられなくなったら困るなと思うのだ。
そうなれば、本人は勿論、義妹だって諦めもつくってもんだけれど。
ギジが気の毒だとか心配してるわけではないのが残念な私なのだけれど。
毎日毎日の事だから、ストレスは半端ない。
ギジの着ているものが同じな事、洗濯物の事、食べ物の事、気になる事も目につく事も沢山ある。
気になるからと手出しをしたら、なし崩し的に私がやる事になるのはわかっているので見ないフリなのだ。
子供だって歳をとるのは我が家の子供達もそう。
子供に負担はかけさせたくない。
ギジ。
今まで散々「お前達の為に」と言って、二世帯にしたり、
家の塗装工事とかも日程も方法も全部相談もなく決めていた。
他のことも全て、相談もなく勝手に決めていたんだから、
お前達の為にって入居も勝手に決めたら良いのに。
事後承諾どころか、話しがあるから来いと言われて行くと
「こういう事にしたから、承知しておいてくれ」
承諾もクソもなかった。
今まで、その「お前達の為に」で、私らが感謝してありがたく思った事はない。
え⁉️なんで⁉️こっちの予定も聞かないで困るよ。そんな事しなくて良いのに。
と、思いつつ唯々諾々と従っていただけだ。
１つくらい感謝される事してくれないかな。
あーー。疲れてるわ、私。
