ギジから昨日の夕方に電話があった。
「あのね、他でもないんだけどね。保険証を失くしちゃったんだよ。」
『あらら…』
再発行の手続きはサ高住の事務所がやってくれるのだが、書類に夫の署名が必要なので、
その書類が送られてくるからサインして送り返して欲しいとのことだった。
承知しましたと言って電話を切ったが、
なんでさ、保険証が無いってわかったんだろうか。
保険証を使うことって日常的にはない。
病院に行けば一ヶ月に一度提示しなければいけないけれど、
お薬が少なくなったら薬剤師さんから義妹に連絡が行くことになっているのだからまだだろう。
サ高住で提示する必要があったのか、それともあちこち痛いとかで近所にある整骨院だかに行こうとでも思ったのか。
実家の母なら、なんで保険証が無いということが発覚したのか事細かに話してくるのだが…。
おそらく、亡くなった父もそうだったろうと思う。なんせきちんと説明する人だった。
尤も、私自身、ギジと話しているとイライラしてしまいそうだし、話はなるべくしたくないし、どうして失くなったって分かったのかと問いただすことはしなかった。
夫には直ぐにLINEをした。
しばし考えて、やはり義妹にも知らせておかないといけないかなと思ったので、
ギジから保険証を失くしたと電話があったこと、処理はサ高住でしてくれるということを報告した。
多分、近所の内科のクリニックに義妹と夫がギジを連れて行った時に保険証を使っていると思うので、その時のことを義妹が覚えていたら…。とも思ったこともある。
義妹からは、報告のお礼と保険証はいつも入れているケースに入っているはずなのに変ね。
明日お父さんに電話してみますとレスがあった。
帰宅した夫に、なんで保険証がないって気がついたんだろうね。
使う必要あったのかな。と、言ったところ。
「捨てちゃったんじゃないか。」
と、言う。
「なにか片付けようとか色々入れ替えてて、新聞とかと混ざっちゃって捨てちゃったんじゃないか?」
確かに、お財布といい、ベストといい、消えているわけで。
後期高齢者の健康保険証はカードの大きさの紙である。
それがビニールの薄いケースに入っている。
置いておいたらなにかに紛れてしまうことはあり得る。
もしかして…と、私がふと思ったのは、
ギジは記憶が昔に戻っていることがあるから、保険証も以前の保険証の形で認識が戻っているかもしれない。
なんせ、資源ごみを忘れてしまって、燃えないごみとしか認識できなくなっていた事もある。
カードの大きさになったのは2年くらい前なのだ。
それまでは介護保険者証や介護負担割合証の大きさだった。
昔の保険証。
昔の記憶になっていて、カードの大きさのものを保険証だと認識できずに失くしたと言っているとか、捨ててしまったとか…。
保険証は、カードの大きさになったのだからお財布に入れておいたほうが良いと言ったのだが、ギジはずっとお薬手帳や診察券を入れられるケースに入れている。(私が100均で買ったもの)
前は、そのケースは病院に行くときに診察券を入れ替えて使っていて、介護保険者証や負担割合証は入れていなくて、必要な時に無いことが存外あった。診察券も全部入れておくようにしたのもそう言えば私だ…。
尤も、ギジがお財布を失くした時に、保険証を入れて無くて良かったと思ったけれど。
今回は、誰かが盗ったと言わないだけマシなのかな。
義妹が、ギジに電話をしたとLINEが入った。
懇懇と手続きについて義妹に説明したそうだ。
多分、こんなにやってくれるんだと施設の自慢なんだろうけど。
気に入ってるのだからそれでいい。
なぜ失くなったのかは本人はさっぱりわからないそうである。
ワクチン接種の接種券の不当にも無かったと言っていたそうである。
クリニックに連れて行ったのと、ワクチン接種のどちらが先だったか私は覚えていないというか、
いつ打ったのかも知らないw
ワクチン接種が後だったら、それこそ何かと紛れて捨てちゃった、なんてことも無きにしもあらず。
こちらとしても、サ高住で手続をしてくれるのなら有り難い。
サ高住に行って探すのも嫌だw
隣に居たらこういう事も私が動くことになるんだな、と思ったら…。
ほんっとに有り難い。
この間、手土産を持っていって良かったわ。なんて思う。