夫は私に一緒に行けとも言わずに出かけて行った。
とはいえ、これには前日譚?みたいなものがある。
昨夜、午後7時半過ぎに家電が鳴った。
まぁこんな時間は大抵はギジ。
予想通りにギジ。
「○○(夫のこと)はいるか。」と言う。
会社ですと答えたところ、
「〇〇の名前が電話に出ているんだ。」
それは携帯の番号ですね。と、答えた私。
「携帯の暗号を教えてくれ。」
はぁぁ⁉️
思わず大きい声で
はぁぁ⁉️
と、言ってしまった。
名前が出ていて、それは携帯の番号なのだからギジのガラケーに入っているんだ。
『携帯の電話帳に入ってますよ』と、言ったけれど
暫くの沈黙の後
「いや、ない。番号があるのは娘(義妹)の家と携帯のだけで、息子のは家の番号しかない。」という。
いやいや、それは多分おそらく私が入れた短縮番号の3つの番号を書いて携帯の裏に貼ってるやつで電話帳ではなかろう。
通話中に電話帳は見られないよねぇ。
『電話を切らないと携帯の中に入っている番号は見られないの。見れば、○○携帯ってでてくるから』
と言っても、
ないと言い張るギジ。
(あのさ、名前が出てくるってことはそのあんたのガラケーの中に電話番号が入ってるんだよ。)
ギジが致命的なのはリダイヤルができないこと。
夫のスマホの番号なんざ私は覚えちゃいない。そりゃ、スマホやタブレットを見れば電話番号はわかるけれど、
もう面倒になったので
『パパにそっちに電話するように言うから』と言ったら
「そんなことができるのか」とのたまうギジ。
できるよ。
『できますから、切りますよ』
と、電話を切って、夫に連絡しようとタブレットを開けたら夫がグループラインにポストをしていた。
「親父に電話をしても出ない。寝てるのかな。明日は9時45分くらいにサ高住を出ればいいのかな。」
いくらなんでも7時半に寝てるこたぁないわよ。そんな時間に寝てたら朝の4時ごろに目が覚めちゃうわwと思ったけれど、
それをツッコむどころじゃなくて
「お父さんに電話してください。〇〇が電話したか?ってかかってきた。パパの携帯の番号がわからないからかけられない模様」と、簡単にポストした。
了解。相変わらずリダイヤルができないな。と、夫。
義妹からは「9時40分にタクシーを呼んであります。私が行けばいいんですよね。」
ーーー私が行けばいいんですよね。って、行きたくないってことかな。と、思ってしまった。普段は私が行きます。だもの。
夫が「内視鏡の検査で心配だから俺も行く」と返事をしていた。
俺が、ではなくて、俺もw
帰宅した夫は私には一緒に行けともなんとも言わない。
尤も、昨日お風呂上がりにアイスを食べたら、夫のアイスを入れてあるカゴが空っぽになっちゃったので、
私が買いに行かないとあかんことを理解したのかもしれないけれど。
午後や夕方にスーパーに行ったらアイスがほぼほぼ売り切れ状態になっていたと何度か夫に言ったこともあるし。
(普段130円のアイスが木曜日は89円なのだよ。そりゃぁ買いますよ)
それとも、義妹と二人なら心強いとかかな。まさかの夫もギジと二人っきりは嫌だとか…。
私だって、一人で面倒見きれないから頼むと言われたらやぶさかではないが、一度行っておいた方がいいとかそういう言い方は嫌いだよ。
兎にも角にも、夫は出かけた。
私はアイスを沢山買ってきた。
ギジは、もうガラケーの電話帳を開くこともわからなくなっているのかもしれない。
私も短縮番号を夫の携帯にしないで家電にしていたかもしれないからそこはミスったんだけれど。
夫は家にいても、ギジに連絡をする時にスマホからかけている。
夫が出る時に、短縮番号の変更をしておいてと言ったけれど、できるかわからんし、忘れているかもしれない。
先程、
夫からラインが入った。
ギジの内視鏡検査。
膀胱内にまだポリープが1個残っていたので入院して切除することになったと。
それで、入院のための検査追加が入って検査中だという。
何ヶ月もかかって、毎週のように連れて行って、結局全部きれいになっていなかったって。
治療とは・・・と、言いたくもなる。
治療とは…って返しちゃったけれどw
長時間お疲れ様です。お父さんも疲れてしまうね。と、一応はギジも労わる私w
入院はまだ先だと言うけれど、多分、準備とか手続きとか、私が行かないといけないと思う。
義妹は来週に股関節の手術だし、術後は1ヶ月半くらい動けないらしい。
本当にギジってどうしてこうやって負担をかけてくれるんだろう。
毎年入院だよ。
多分、1週間くらいで退院だし。下手したら4日くらいで出てきちゃう。
いつも普通のベッドじゃなくて差額ベッドにするのよねギジ。
自分は格が違うから。(流石に個室にはしない)
でも、10月から高くなるからねぇ。ギジは2割負担になる。
ギジのお金なんだから良いけれど。
で、また術後の検査だなんだと振り回される。
毎週通院なんてことよりはマシかもしれないけれど。
いい加減にしてって言いたくもなる。
義ママンが亡くなる少し前から、ずっとギジの膀胱のことで疲弊してるよ。
あーーー。
やっぱり輪針を買って毛糸も買おう。
病院の待ち時間なんて編み物でもしていないとやってらんないわ。