久しぶりに母の事。
椎間板ヘルニアの手術をしてから1ヶ月が経った。
母はまだ入院している。というか、ご家族が戻ってこいと言わないのなら居ていいですよと医師から言われている。
痛みが取れないからまだ入院していたいと母は言っている。
私は思う。
痛みが取れないからといっていつまでも入院させてもらえるのだろうか。
大抵は、3週間もしたらリハビリ病院に転院することを勧められないだろうか。
母の場合は骨折ではないから対象外なのかな。
母はおそらく、痛みよりは自宅に戻ってからの生活が不安というより、面倒なのではないかと思う。
買い物もコンビニまでは徒歩5分ほどであるが、買い物は徒歩20分かかる。
入院していれば家事はしなくて済む。
退院してすぐは買い物もままならないだろうからどうしようと不安もあるし、
上げ膳据え膳の生活が気楽な事もあるだろうから
母にしたら意外と入院生活が快適なのかもしれない。
お見舞いはNGだけれど。
弟嫁さんが母に頼まれたものを差し入れに行くと、看護師さんの計らいでエレベーターホールまで母が出てきて、10分くらい話ができるそうだ。
他の患者さんやご家族もそうなのか、それとも弟嫁さんの元職場だから融通を利かせてくれるのかは分からない。
が、退院を促されない事も弟嫁さんが働いていたからかもしれないなぁと、思う事もある。
弟嫁さんは、痛みが取れるまで退院したくないというそんな母の我儘を良しとはしない。
痛みが完全になくなるまで入院しているわけにはいかない。リハビリだけではなく日常生活でも動かないと筋肉は戻らないし、歩けなくなる。
と、かなり叱咤激励をしてくれている。
そして、言いすぎたと思うのか、こんなことを言ってしまいました💦と、私にLINEをしてくる。
私は、お礼を言っている。
弟嫁さんが母に言うことは最もな事ばかりなのだ。
父が病気になった時に2人ともに介護認定は受けていて、父は要介護2、母は要支援1。
その後、父は要介護4になったが、母は支援1のままだ。
その介護区分変更の手続きも弟嫁さんがしてくれていて、それが25日になったと一昨日LINEが来た。
病院でも自宅でもどちらでも可能ですと弟嫁さんが言っていたが、母の話では、病院の相談員さんにいつごろ退院したいかと聞かれたので、
今月末くらいと話したそうなので、病院で受けるものだと思っていた。
認定検査を受けてから認定決定が出るまで日にちがかかる。
それからケアマネさんと相談をしてケアプランを組んでもらって契約をして・・・。
当然、母が退院してすぐにケアサービスが受けられるわけではない。
だから、自宅で介護認定を受けてもいいと言われていても入院中だろうなと私は思っていた。
それが、今日。弟嫁さんから
「色々と考えたのですが、玄関まで階段があること、自宅の段差や階段の様子も見てもらえるので自宅で認定検査を受けた方がいいと思います。
24日に退院して25日に認定調査で良いでしょうか。」
LINEが来た。
もうこれは、弟嫁さんはそうしたい、そうするからと決めたと言う事だろうと思う。
父の時も介護の主導権は弟嫁さんだった。
私は医療従事者でも介護職でもないから異議を唱えることはできなかった。
実際、母が介護をすることに耐えられるかは甚だ疑問だった。
父が入院するまででも母はものすごく疲弊していた。
弟嫁さんが在宅看護を選択したから父は自宅で看取ることができた。
実際は、母が明け方に目が覚めて父が息を引き取っていたことを発見したので、ドラマのような家族皆に看取られて・・などということはなかったのだが。
コロナ禍で入院したままか、緩和病棟に入ったとしたら父が亡くなるまで会うことは叶わなかったと思うけれど、
あれだけ過酷な介護を母がすることになったわけだし、私も娘のこと義父母のことも抱えていたし、大変だった。
弟嫁さんも仕事から帰ってから実家に行ってくれることが多かったし、弟も毎週末は行ってくれていた。
母が精神的にナーバスになった時は、私に甘えるからしばらく来ないようにと弟嫁さんに言われた事もあった。
尤も、コロナで緊急事態宣言が出た時は流石に私が行くことで父がコロナになってはいけないので控えた時期もあった。
今回も、母を病院にと判断してくれたのは弟嫁さんだし、私は何もしていないので異議を唱えられる立場ではない。
病気や怪我に関する限り主導権は弟嫁さんなのだ。
当事者の母がたとえばすぐに退院をしたくても弟嫁さんの都合しだいである。
以前、母が胆嚢の手術で入院をしていた時に、もういつでも退院していいと言われているが弟嫁さんのお休みの日にちがあるので・・と、言っていた時に、早く帰りたいなら私が迎えに行ってタクシーで帰る?と、聞いたことがある。
その時に母は「長男のお嫁さんは立てないとダメ。あんたはでしゃばりなさんな。お母さんは大丈夫。」と嗜められた。
ただ、義両親の介護認定調査の時に、家の段差やらは特に調査員の方は気にしていなかったことは確かだ。
ただただ、本人の運動能力や認知機能、生活の様子の聞き取りだった。
いつもフラフラして私に捕まって歩いていた義ママンが、すくっと立ち上がったり、片足で立ってくださいと言われたらちゃんと片足で立ったりしたこと。
食事の支度も掃除洗濯も全部やっています。主人の世話は私がしています。と、本当は何もしなくなっていたのにそう言っていたこと。
後から調査員の方に実は・・と、本人がいないところで話しをしたり、お手紙を書いて渡したなどということを返信には書いた。
そして、母はまだ認知症ではないとは思うけれど、
そう言う時は見栄を張って大丈夫だと言うかもしれないのが高齢者あるなるなので、病院で受けるよりも自宅の方がいいかもしれませんね。
とも、書いた。
母には、きちんと区分変更の検査を受けて認定が降りたら、ケアマネさんにどういう介護サービスを受けたいか相談するように、
訪問リハビリやデイサービス以外にもヘルパーさんも頼めるかもしれないから相談してねと言ってあることも返信した。
ただ、その両日ともに用事があって弟嫁さんに全てお任せになってしまいますが良いですかとも。
尤も、私は母にずっと会っていないので、立ち会っても大した役には立たないと思う。
(母よりもギジとの方がよっぽど会っているわ。ゲロゲロ)
もう、弟嫁さんの心の中では決定事項だと思う。
母も従わざるを得ないだろう。
弟は・・弟嫁さんと同じ意見だと思う。亭主関白に見えるし弟を立ててくれているけれど、やっぱり7つ年上姉さん女房だもの。
私も4つ上の弟嫁さんには逆らえない。(義妹とは書けないし言えないw)
私も、リフォームが落ち着くまでは実家に行くことはちょっと無理である。
立ち会うことがあったり、打ち合わせもイレギュラーに入ってくる。
尤も、私が実家にいけば、またぞろ母が私に甘える可能性もあるから悩ましい。
弟嫁さんが、母がきちんと生活ができるように考えて動いてくれる事に感謝しかない。
母には、弟嫁さんがキツイことを言うのは「愛」だからね!!と、言った。