娘。案の定、あれは何処に入れたのとか、知らないかとか、が始まった。
箪笥と机などの家具の廃棄のために中のものは勿論、部屋に沢山置いてあったものは箱に入れた。今まで、東側の部屋にこれまた大量に置いてあったものも箱に入れた。廊下に出してあったものも。
私が勝手に箱に入れたわけではない。娘と一緒にこれはここに入れようと分けたし、箱にも開ける時にわかるように書いたし、
部屋にあったものは、部屋にあったものと書いて箱に入れた。
糸はどこだとか、スケッチブックはと聞かれても私にはわからない。多すぎて覚えられぬ。
午前中は娘がカラーペンが上手くペン立てに入らないと言うので、私が工作をして入れられるようにした。
PC机の上も下も仕分けて整理して絵を描いたり手帳を描いたりできるようにした。
それなのに、あれがないこれがないと全部散らかして、挙げ句の果てにアイロンを倒して、アイロンの中のスチームの水がアイロン台に染み込んでしまった。前にリペアしたアイロン台だ。またリペア。その時間は私には貴重な時間なのに。
流石に私も腹を立てて怒った。私が今まで娘の片付けに費やした時間をかえせ。
今日も私は娘あんたのために時間を使ったのだ。
夫も娘も、私に全部任せてやらないくせに文句ばかり言う。
なぜそこに置く、なぜなぜなぜ。
いつも否定ばかり、文句があるなら自分でやれ。
夫は娘に言うべきことを私に言う。
私は一所懸命毎日やっているんだ。
いい加減にしろよ。
担当さんから照明器具の提案が木曜日にメールで来ていた。
その説明と決定の打ち合わせが今週ある。
我が家にはプリンターがないからそのPDFファイルを打ち出すことができない。
タブレットの画面でもみられるが資料を見比べることも夫はしない。
ゲームと動画ばっかし見てんじゃないよ。
関心がないのかなんなのか。
それで私がネットプリントをしてきた。
そういうことも夫はしない。
提案された照明の色がほぼ全て電球色である。
私は電球色は目が疲れる。こうして文章を打ったり、編み物、縫い物をしたり、スマホや本を読むには電球色は暗い。
キッチンも電球色になっていた。デザインの問題だけじゃないんだ。
それだって資料をきちんとみなければ分からない。
色は昼白色が良いよ。
ぼんやりとして予算内のでコレでいいですーなどと言っていたら不満だらけになる。
今いる部屋は、電球を昼白色に変えたけれど、ダウンライトが電球色。
だから、暗いからとダンライトをつけると変な感じがする。というか、疲れるのだ。
何かを落として見つけたい時だけダウンライトをつける状態だ。
またぞろ、せっかくのLDKがそうなったら目も当てられない。
電球色のLDKなんて、カフェやバー。レストランじゃあるまいし。
それが落ち着く人もいるのだろうが、私は却って落ち着かないのだ。
夫にはプリントした資料を並べて、私は電球色はお風呂やおトイレや廊下はいいけれど、部屋は嫌だ。と、希望を述べた。
いいんじゃないそれで。などと言うが、夫は電球色が好きなのだ。
だから本当は、色を変えられるタイプがいいなと思う。+αだわ。
いいよ。担当さんに私が言うから。
ほんっと、夫、いい加減にしろよ。
黙ってお金を出すならいいけれど、また追加だとか完全に定年したらばかりいう。
だから、私の部屋は義ママンが使っていたベッドフレーム。他の家具も使わなくなるであろうカラーボックス。
今引き出しだけ使っているドレッサー。娘が使っていないPC机。というふうにお古ばかりだ。
勿論、床の張り替えも何もないことで我慢をするのに何か?
あんたはリフォーム会社仕様のお部屋になるじゃないか。
娘のもの。半分くらい捨ててやりたい。
いや、捨てないでどうするつもりなんだ。
今日は、夫はギジと義妹を車でお墓参りに連れて行った。
帰ってきた時に何故か義妹が一緒だった。
おそらく、義妹にリフォーム中の家を見に来るかとでも言ったのだと思う。
へー。こうなってるんだ。いいなー。と言っていたけれど。
家に入る時に義妹は「鍵開けたら入れるの?」と言って、自分で鞄から鍵を出して開けた。
そう、まだ持っているのだ。ギジ宅だった玄関の鍵を。
帰る時も鍵の返却はなかった。
夫に聞いたら、返さなきゃいけないよねー、今度持ってくるねって言ってたよという。
義妹ちゃん、自分で鍵開けてたけど?と、いったら、
鍵は変えるからいいって言ったからゴニョゴニョ・・。
義妹はなぜ、鍵を返してこないのだ。疑っているわけではないが、もう彼女の実家ではないのだから。
私はいい気持ちはしない。
確かに、鍵は変えたいとリフォームの担当さんには話してある。
鍵を閉めるときに固くて閉めづらい。鍵専用の潤滑剤を湿布してもすぐにまた固くなることもあって変えたいのだ。
(義妹が鍵を返却してくれないのも私の中では一因)
「悪い、鍵返してくれるか。」と、夫が言えば済むことなのだ。
お墓参りはあっという間に終わったそうだ。
お花をあげてお線香を立てて終わり。その後、お蕎麦やさんでお昼を食べて、サ高住に送って行ったら
入り口のところで、もういいから帰れとギジに言われたそうだ。
墓地のお墓の場所は駐車場と事務所からも遠くない場所である。
それなのに、ギジはその距離すら歩くのが大変だったという。
サ高住の入り口でもういい帰れと言ったのも、夫たちが部屋まで一緒に行ったらベッドで寝られないからだろうと言っていた。
ギジは、絶対に私らの前でベッドに横になることはない。
ギジはもう立っていることも座っていることもやっとという感じだったという。
もしかしたら、部屋でもベッドに寝ている時間が多いのかもしれない。
そんな状態だと、お金を下ろしに行くのもやっとだろう。
それとももうお酒を買うことも辞めているのか。
もうそうなっていてもしかたのない歳だし、サ高住で面倒を見てもらえて感謝だ。
今週は、私の好きにする週にしよう。
片付けも自分のもの。ちょっと気晴らしも行ってこようかな。
一期のリフォーム完成も後1ヶ月くらいかかりそうだ。