戦いの野に花束を

介護?の話しや愚痴満載毒吐きの独り言 時々ハンクラ

買い物代行

車検の為、今日の午後から車が使えない。

午前中に買い物に行くかと夫に聞かれたが、我が家は明日までの食事の材料は買ってあるので買い物に行く必要はない。

 

じゃあ親父に聞いてみるかと言う夫。時間は午前10時25分。

そろそろ行っちゃうよ。お迎え来る時間だよと言ったところ

「あ…。」

ギジが今日はデイサービスだという事をすっかり忘れていた夫である。

慌ててギジ宅に向かった夫、程なくデイサービスの送迎の車が到着した。

 

何か夫の声がして、ギジが足取り軽く階段を降りて車に乗り込むのが窓から見えた。

全く、こういう時はスタスタと歩けるのだから恐れ入る。

何かのアドレナリンだかが出ているのだろうか。

 

戻って来た夫は、買うのは牛乳だけだって。と、言う。

 

ギジに買い物があるかと聞けば、判で押したように牛乳と卵と言う。

 

よくよく聞けば、買い物と聞いてもわからないようなので夫が冷蔵庫を開けて

牛乳が少ししかないよと言ったら、牛乳を買ってきて欲しいと言ったそうだ。

卵はあったと言う。

牛乳も卵も成城石井のものだったと言う。

 

火曜日に、夕方に宅食が来た後に、ギジがカートを引っ張って成城石井に出かけたのは娘と私が見ていた。

牛乳や卵はその時の物かもしれない。

その後は雨が続いていて買い物には出ていないと思うと夫に話したところ、

冷蔵庫は空っぽだったから何か買った方が良いだろうということになった。

 

パンも無かったそうである。

 

冷凍食品は少しづつ減っているという事なので、冷凍食品を食べているのかもしれない。

 

『冷凍食品だって賞味期限はあるんだから食べないとね。』

「冷凍食品は永遠に保つと思ってるからな。ずっと保つから大丈夫だって言ってたよ。」 

『まだそんな事言ってるの?ずっと前に、冷凍食品も賞味期限があるんだから食べてくださいね。って言ったら、そうなのかって言ってたけど、お義母さんがいた時よ?』 

 

ギジにとっては、食べるものがない時に食べるのが冷凍食品なのかもしれないが、冷凍食品は非常食ではないし、非常食だって賞味期限はある。

 

食べた方が良いに決まっているが、それが減っているという事は買い物に出掛けていないという事である。

 

とりあえず、車で出かけてギジが食べられるものを買い込んできた。

 

あんぱんとメロンパン。食パン3枚

焼き鳥(5日迄)筑前煮の小さいパック(6日迄)

生うどん3個入り。ヒガシマルのうどんスープ。

カップ

冷凍パスタ。(レンチンする方法をメモに書いて貼り付けた)

小さいカップ入りの納豆。

牛乳。

 

買ったものは夫が冷蔵庫や冷凍庫に入れ、入れる必要のない物はテーブルの上に置いた。

 

うどんはよく茹でて食べていると夫が言うので、お出汁ってどうしてるん?と、聞いたところ、

多分麺つゆなのかな。醤油かなと言う。お醤油だけではお出汁にはならないが。

ヒガシマルのうどんスープは粉末で手頃で手間がない。おそらくギジは使った事はないと思う。

(関西風なのでギジには合わないかもしれないがそんな事は知らんし、である。)

 

買ったものは紙に書いた。冷蔵庫に入れたもの冷凍庫に入れたもの。

ヒガシマルの事も、おうどんのお汁でと書いておいた。

 

冷蔵庫を確認したが、あんなに置いてあった、ギジが買っていたのであろうアイスは無いし、

パンパンだった冷凍庫も半分以下、いやもっと少なくなっていた。

 

驚いた事に、義ママンがいた頃に、多かったら半分ずつ食べれば良いでしょうと買って来ていた冷凍のお弁当が2つ。

それから冷凍おにぎりがあった。

それを買って来た時に、冷凍食品も賞味期限があるから食べて下さいと言ったのである。

 

賞味期限は切れている💦お弁当の1つはまだ賞味期限が切れたばかりだったが…。

 

おそらく、上からどんどん置いていて、上から食べていたのだろう。古いものが残っている。

 

それだけ8月はお買い物に行っていないという事か。

 

申し訳ないが冷凍庫は夫とそっと閉じて来た。

 

来週末になってもまだあったら廃棄して新しい何かを買うか…。

 

ギジはもうお弁当は食べ切れないと思う。

 

 

夕方、ギジがデイサービスから帰宅して暫くしてから、電話が鳴った。

 

そうギジである。

 

今日は色々買ってきてくれてありがとう。精算するから。

 

後でパパが行きますからと電話を切ったが、

 

ありがとう…。ねぇ。

 

買い物に出かけられず不便を感じていたのだろうか。

 

 

こういう事も介護である。

 

そこはギジは認識はしていないだろう。

 

 

夫も、私が言わなければ牛乳だけ買ってきたかもしれない。

 

最も、それでギジが困って、家に独りでいる事に不便を感じた方が良かったかもしれない、

などとちょっと後悔をしている私である。

 

 

鬼嫁の極みになるには、まだまだ修行が足りないようだ。