母からメールがあった。
「お義父さんから年賀状が来たけど、私は出してへんねん。出さんでもええかしら?」
ギジは自宅の住所のまま出しているし、別に出す必要もないと返事をして、
宛先はお母さんだった?と聞いた。
「宛先は私だったけれど、なんか文面がねぇ。」と、添付されていたギジからの年賀状。
印刷の文面は普通に年賀の挨拶なのだが自筆でそえられている文章が…。
【○○(ギジ)、93歳で元気にしています。
妻△△(義ママン)は令和2年8月、89歳で天寿を全うしました】
いやいやそんなんうちのお母さん知ってるやん。
8月の始めににうちのお父さんが亡くなって、終わりに義ママンが亡くなったんやし。
この文面、義ママンが亡くなったことを知らせていない人に宛てた物だ。
ギジは、喪中ハガキを亡くなった父宛に送っていて、私ら皆ぶっ飛んだわけで、
もしかしたら、
母の事を、母の名前が誰なのか、私の母であることを忘れているのかもしれない。私の旧姓も。
一昨年に来た年賀状やら来ていた喪中ハガキを元に年賀状を書いて、
この人には喪中ハガキを出していないから、妻が亡くなったことを知らせなくては…と、書いたのだろうな。
何しろ、喪中ハガキの宛先は亡き父だったもの(大事なことだから2回言ったよw)
母には、
もしかしたらお母さんの名前を見ても、私のお母さんだってことを忘れているかもしれないよ。
出さなくてもきっと気が付かないと思うよー。
と、返事をした。
因みに、
戻ってきた年賀状の添え書きには
自分が93歳で元気にしていることだけ書いてあった。
夫にこの事を話したところ
「天寿かぁ。親父、お袋は天寿を全うって事に拘るよなぁ。違うのになぁ。」と、呆れていた。
認知症は死因にはならないし、食べられなくなって衰弱して‥。
死因は老衰だから、
天寿だって思いたいんだと思うけどな。
また義妹がLINEでなにやら言ってきたけれど…それについてはまた。(引張ってない)