さて、隣のお仏壇の物入れの奥から出てきたもの。
なんと、
白木の位牌
そう、四十九日法要まで置いておく白木の位牌。
ギジは4人兄弟の長男。
ギジ、妹(叔母)、弟1(叔父1)、弟2 (叔父2)である。
妹(叔母)は存命で施設に入っている。
弟1と2は既に他界している。
弟1のお墓がうちのお墓の隣にある。
ギジの弟2は随分昔に離婚して独り身であった。私も何度か会った事はある。
独居で亡くなったので家のお墓に入っている。
白木の位牌の戒名まで私は確認していないが、夫曰く、叔父2のだったという。
本位牌はちゃんとお仏壇にある。
叔父2の葬儀や納骨については私たちは何もしていない。ギジと義ママン2人だけで全部したと聞いていた。
叔父2の生前からギジたちは迷惑をかけられていたらしいが、そんなことを夫から聞いたのは最近で、
叔父2のことはタブーだった。
ここからは私たちの想像。
その白木のお位牌が叔父2のものだとしたら、
《ギジが納骨の時や四十九日の時に持っていくのを忘れた。それで、そのまま新聞紙に包んで隠していた。》
魂を本位牌に移して、白木の位牌はお寺さんが持ち帰って供養するのだし。
お仏壇にはご本尊もないし、叔父2の本位牌はあっても魂は入っていないのか?もしかして。
「親父、そういうことを知らないからな。」
知らないとかそういう問題か?それって。
秘書室にいたとか葬儀全般取り仕切っていたとか威張っていたのはギジじゃないか。
偉そーにしてたくせに全然大したことないやん。
馬鹿馬鹿しい。
呆れるにも程がある。
大抵は四十九日と納骨は同じにやってるだろうから、その時に白木の位牌を持っていかなかったらどうするか言われているんじゃないだろうか。
ー まさかだけれど、四十九日法要をしないで納骨だけしたとか。
こういうことを義ママンに言っても
「私、神道だからわからないわ〜〜〜。」だったろうな。
夫が困ったなぁどうしようと言うので、
とりあえず、菩提寺のお寺さんに連絡して聞いてみたら?供養していただけるならお願いしてみたら?と、言った。
叔父2の位牌ではなかったとしたら誰のだって話だし。それも困る。
ギジ。
何隠してんだよ。
いい加減にせいよほんま。
まぁそんな罰当たりなことをしていても
ギジはバチも当たらずに長生きしてるんだからね。
どんだけーーーー。