ギジが失くしたキャッシュカード。
私らが京都に出発をした日に銀行からギジ宛に封書が届いていた。
娘も勿論、ギジがキャッシュカードを失くしたことは知っている。
銀行から何か来ていると娘からラインが来ていたので、開封してみてくれと夫が返事をした。
内容は、
ギジのキャッシュカードがサ高住のある警察署に届いている事。
受け取りの書類を同封してあるので、警察に出向いて本人が受け取ること。
また、受け取った後に銀行に行って手続きをしなければいけない事が明記されていた。
その手続きをしないでキャッシュカードを使ってしまうとそのカードはもう使えなくなるとのことだった。
遺失物として届けられたら一旦カードの使用が止められてしまって、再発行状態になるらしい。
勿論、本人が本人確認のできるものを持って、手続きをする必要がある。
そう。ギジを連れて行かねばならないわけだ。
施設にいるのでとかボケちゃってなどと言ったらもうアウトだ。
それを知ったのは旅行中だったし、土日だしということで保留状態。
旅先からギジに連絡もしていない。
夫には義妹に知らせるにしても、親父には俺が話をするからと言ったほうが良いよと言った。
夫も「話がややこしくなるな。」と言っていた。
義妹は決して悪い人ではない。自分がやらないとお義姉さんに迷惑がかかると思ってくれるようなのだが、
直ぐになんでも先走ってしまうきらいがある。
ギジのキャッシュカードが警察に届いていると義妹に言ったら、直ぐにギジにそのことを知らせるだろうし。
そうなると、ギジは家や夫に電話をしてきて、いつ行くとかなんとか言ってきそうだし、
なんなら息子である夫に丸投げしてきそうだ。
こちらの対策を立ててからギジに言って動くのが最善だと思う。
今日は、今年最後のチクチククラブで、この件について、前に貯蓄用のカードを紛失している件も一緒に友人たちに話をして相談をした。
警察に届くと厄介なんだよね。と、やはり言われた。
きっちりお義父さんを連れ回して手続きをして、落としたら大変なことになると思い知らせないと、落としても大丈夫だって思っちゃうよとも言われた。
(夫が代理で手続きができるかはわからないけれど)
前の件から何年も経っているわけでもなく、半年足らずのことだし、これからもまた同じことが起こる可能性はある。
ある友人は、施設にいるお母さんには現金ではなくPASMO(交通系のICカード)に入れられる上限の2万円を入れて持たせているという。
カードは2枚用意をして、無くなったらもう一方の入金済みのカードと交換をしているという。
ギジはいつも3万円を引き出すのだが、その回数も多いので夫や義妹が怪しんでいることも話した。
スーパーの移動販売とコンビニでお酒を買うだけでそんなに頻繁にお金を下ろす必要はないはずだと。
3度の食事はサ高住で提供されている。(代金は引き落としだ)
「お義父さんがそうだとは言っていないけどね。
男の人だと、施設のヘルパーさんとか介護をしてくれる人にチップを渡す人がいるんだよ。自分は偉いからチップをやるって感覚ね。
もちろん、施設ではそういうことを禁止されているのだから受け取らないのだけれど、中にはね、ポッケに入れちゃう人もいる。そういうこともあるかもしれないよ。」
「お菓子とかいっぱい買っちゃってお友達にあげてるとかさ・・。」
それはないな。非社交的だもん。
俺様は格が違うから下々の奴らとは付き合わんって言ってるギジだ。
だとするとチップってのはあり得るかもなんて・・・💦
ま、前に書いたように、3万おろしてもそれをお財布に入れておくのも嫌で、幾らかは引き出しとかに入れていて、
それを忘れてまたお金を下ろしているんじゃないかとも思うけれど。
夫に、友人たちに言われたことを話してみた。
今日はきちんと聞いていたな。
親の恥みたいなことを話してって嫌かと思ったけれど、そんなことは言わずに聞いていた。
うんうん、あーそうか。と。夫も厄介なことなったと思っているのだろう。
ただ、PASMOの件は、近かったらいいけれどめんどくさいなと。
私もそう思う。友人はお母さんの施設が近い。
でも、PASMOなら履歴でどこでいくら使ったかわかるんじゃないかなとも思うけれどね。
というか、PASMOでお買い物ができるってギジが理解できるかどうか・・・も問題だけれど。
年末までに夫が動くか、動くのは年明けにするか・・・。
まだ義妹にもギジにも話してはいないようだけれど。
友人にも「ご主人のお父さんのことなんだからあなたが焦ることないよー。」と言われているしね。
一番怖いのはギジの口座が凍結されることですな。
夫には伝えることは伝えたし、ほんと自分の親のことだから自分がしないとね。
今回の対応も、これからのお金のことも、どうするか決めるのは夫だ。
夫は親父がもう一回カードを失くしたらその時は・・・と初めは言っていたけれど、
ちょっとそんな悠長なことを言ってる場合じゃないかもしれない。